記憶についての少しの考え

記憶は嘘をつく。ある本に『記憶力はきっと宇宙人から地球上の生き物への贈り物だ。』と書いてあった。記憶がなければ、文明を築くところか、動物たちすら生きて行けないのである。記憶はこんなに身近にあるにもかかわらず、人類は未だにその正体を完全に暴かしていない。世界が存在するのは記憶があるからと言っても過言ではないと思う。ざぜなら、記憶がなければこの世界自体を認識できないのであって、世界が存在しているかとうかも知らないのである。記憶とはそんな不思議で、奇妙なものだ。そんなのあるものが私たちに嘘をつくのだ。沢山の人は経験があるのだろう。自分が覚えていることと本当に発生したこととが違うことがよくある。要は、記憶とは結局、主観的なものに過ぎないのだ。世界が記憶の上に成り立っていると述べたが、もしも記憶が客観的ではなかったら、この世界は自分たちが作り上げた戯れの一つの箇所にすぎないのではないか。しかし、どう見ても、この世の中は立派で、理性や知恵に溢れている。この世の中が美しく、道理が通るように見えるのは私たちの記憶の不完璧性そのものを表していると私は思う。不完全の人間が作り上げたこの不完全の世界にある過ちを、不完全の人間が摘発できるわけがない。それはまるで、単細胞生物が自分は単細胞なんだな、とわからないのとは一緒である。この“宇宙人”から頂いた記憶は完璧ではないかも知れないが、明日の試験の時には是非力を借りたい。

Post a Comment

Your email address is never shared. Required fields are marked *